寒くなると手足の冷えが気になりますが、冷え性は気温のせいばかりではありません。冷えが起こるメカニズムを知って寒さを吹き飛ばしましょう。CBDを取り入れた冷え性対策もご紹介します。
冷え性のメカニズムを徹底解明!
いつも手足が冷えていたり、なかなか体が温まらないといった症状が出る冷え性。深刻な病気ではないけれど活動的になれない、手足が痛い、布団に入っても手足が冷たくて眠れないといった悩みを抱える人が多いと言われます。
病院にいくほどではないためつい放置してしまいがちですが、冷え性はだるさやパフォーマンス低下、免疫力の低下などを引き起こすこともあります。体が冷えてしまう仕組みや心身への影響を知って、自分に合った対策を取り入れてみましょう。
冷え性の原因その1:血行不良がおこっている
冷え性の主な要因は、血行不良です。寒い季節になると体温を逃さないよう血管が収縮し、それにともなって血液の流れが滞りやすくなり、冷えが引き起こされます。血行不良は生命維持のための自然な反応でもあるのですが、長期間続くと血液循環が悪化し、健康問題が生じる可能性もあります。
また、体内の老廃物を排出する役割を果たすリンパ液の流れが鈍くなり、顔がむくんでしまうといった現象も起こります。
冷え性には冬の寒さや夏のエアコン冷えだけでなく、デスクワークによる運動不足や骨格の歪みなども影響しています。デスクワークによって引き起こされるこれらの状態も、血流を阻害し冷え性人口を増やす原因となっているのです。
冷え性の原因その2:ストレスと筋肉の緊張
寒いと無意識に身をすくめたり肩に力が入ってしまいがちです。このようの状態が筋肉をこわばらせて血流を悪くしてしまうためさらに血液が体中に行き渡らなくなり、冷えを悪化させてしまうこともあります。
また「手足の冷えをずっと感じる」というストレス自体も、筋肉の緊張を起こす原因になっている場合もあります。また女性は男性よりも筋肉量が少ないことから、冷え性が起こりやすいと言われています。さらに加齢によって筋肉量が落ちることで冷えが起こりやすくなるほか、心身の緊張状態を放置することで、体温調節を行う自律神経にも影響を及ぶことがあります。
冷え性の原因その3:代謝が落ちている
冬は体温を維持するために体はエネルギーを必要とし、一般的には夏よりも基礎代謝は高くなります。しかし寒いので非活動的になってしまい身体機能が低下、体温調節が難しくなるという状況も起こります。
寒い季節は太りやすくなってしまうのと同じように、気温や日照時間の変化で代謝や運動量が下がってしまう人も多いのです。
総合的アプローチで冷え性解消
このように冷え性は単なる寒さだけでなく、生活スタイルや環境の組み合わせによって生まれます。もちろん冷えた体を温めることも大切ですが、慢性的な症状に悩む方は、ストレス状態を取り除く、代謝機能を改善するなど、骨格の歪みを治すなど総合的なアプローチで体温調節と血行の両方を改善していくとよいでしょう。
以下では、効果的な冷え性対策のアプローチについてご紹介します。
まずはゆっくり温める
全身を温めて、リラックスすることを心がけましょう。普段はシャワー派の人も、熱すぎない40~42℃程度のお湯につかり、のんびりリラックス。好みの入浴剤やアロマを使うとバスタイムがより楽しくなります。入浴後は軽くストレッチすることでさらに筋肉がほぐれ、心身のストレス状態も和らぎます。
お茶好きの方は、リラックス効果のあるハーブティなどをホットで楽しむのがおすすめです。カフェイン入りのドリンクは血管を収縮させ、手足の冷えを悪化させる可能性があるため、冷え性対策にはほうじ茶やハーブティなどのカフェインレスのドリンクが良いでしょう。また、生姜入りのお茶も体を温めてくれる効果があります。生姜に含まれる成分が、加熱されることで体温を上げる効果を高めます。
おしりや足の筋肉を動かす
デスクワーク生活では、体が固まって冷えてしまうことが増えます。特にふくらはぎの部分には血液の循環機能があり、下半身に溜まっている血液を心臓に戻し循環させる機能があるため「第二の心臓」とも呼ばれています。
歩く・スクワットするなどして筋肉量が多い下半身を動かすことで、効率よく血流をよくし体を温めることができます。激しい運動でなくても、エレベーターの代わりに階段を使う、一駅分歩くといった心がけで血流はかなり改善できます。1週間に1度のランニングより、日々の積み重ねが大切。米ハーバード大学の調査でも、週に合計2.5時間のウォーキング習慣を続けるだけで寿命が伸びる可能性があるという研究結果が発表されています。これは週5日、30分のウォーキングに相当します。これぐらいなら無理なく続けられそうですね。
万病の元、ストレスを撃退!
心と体は切り離して考えることができません。ストレスは万病の元と言われるのは、様々な体の機能を下げてしまうから。放っておくと冷え性だけでなく、病気や精神疾患を引き起こしたり、ストレスが原因の睡眠不足や生活の乱れで生活習慣病を引き起こしてしまう危険性もあります。前述のように体を温めたり運動で体を整えることに加えて、メンタル面でも十分なケアをしてみましょう。
仕事の環境や食生活を見直すことに加えて、ビタミンサプリメントやウェルネス成分で体を内側からいたわりましょう。ストレスにさらされると抗酸化効果のあるビタミンのβ-カロテン、ビタミンC、Eが不足するといわれます。これらの含まれる食品やサプリを取り入れることでストレスに負けない体づくりが整います。
CBDでも冷え性を改善できる?
大麻由来成分であるCBD(カンナビジオール )はリラックスと安眠効果、そしてストレス状態の緩和に優れていることがよく知られています。精神を高揚させたりする効果はなく安心して使うことができ、アルコールのように二日酔いのような副作用もなく、翌朝スッキリ起きることができます。
CBDはエンド・カンナビノイド・システム(ECS)という全身の身体機能の調節を行う仕組みに働きかけて効果を発揮します。CBDの摂取により直接、血流量に変化が起こるわけではありませんが、ECSに働きかけ様々な機能のバランスを総合的に整えることで、リラックスや安眠を促し、心身をより良い状態に導いてくれるのです。
効果には個人差があり効果が現れる時間は即日から数週間かかる人までいろいろです。製品に指定された摂取量を目安に調節しながら数日から数週間は気長に続けてみましょう。自己メンテの一環にCBDを取り入れて、その嬉しい変化を感じてみてはいかがでしょうか。
まとめ
冷え性は個人差が大きく、その原因も多岐にわたります。CBDも含め、様々な方法を組み合わせ体の内外からアプローチすることで、より効果的な結果が期待できます。ライフスタイルの見直しや専門家の助言を受けつつ、自分に合ったセルフケアで快適な冬を迎えましょう。