近年新たなブームを巻き起こしているCBD。大麻草に由来するこの成分にはリラックス効果があるとされ、不眠やストレスに悩む人達の民間療法として徐々に広がりを見せています。
またファッションシンボルとしてカルチャー的な側面もあり、CBDは医療の現場で採用されるだけでなく若者の間でもトレンドとして注目されています。
とりわけ注目したいのは、CBDの美容効果。
今回はCBDの美容効果に着目し掘り下げていきます。
実際どうなの?CBDに美容効果はある?ない?
CBDには抗炎症作用や抗酸化作用があるといわれています。これはいわゆるアンチエイジング効果のことで、とくにCBDは低刺激なため、敏感肌の人も美容オイルとして使用しやすいという特徴があります。
CBDのアンチエイジング効果は、くすみやしみなど肌のトラブルを改善するほか、代謝を高めて肌のハリとツヤを維持するなど、ビタミンCやビタミンEよりも高い抗酸化作用を有するという説も。
さらに抗糖化作用もあるといわれており、体内で糖がタンパク質と結合し細胞が劣化するのを防ぐはたらきがあるとされています。加えて代謝によるターンオーバーを促進することで、若々しい肌を維持しやすくなる効果も。
経口で摂取した場合も、CBDに含まれるカンナビノイドが心身のバランスを整え、さまざまな疾患の予防になるといわれています。免疫機能が改善されたりリラックスしてストレスが緩和されたりすると幸せホルモンが脳内から分泌され、代謝が高まったり活動的になったりというケースもあるでしょう。このようにCBDが直接的あるいは間接的に美容へ貢献する可能性は、非常に高いと考えられます。美意識の高い女性がCBDに注目するのは当然といえるでしょう。
海外の研究によりますと、CBDはアンチエイジングや代謝アップだけでなく、ニキビやアトピーなど肌のトラブルや抗菌作用などがあることもわかってきています。「CBDに美容効果はあるのか?」という問いに対し、Yesと答えるに十分なエビデンスがすでにある──といっていいでしょう。
CBDをもっとも効果的に摂取する方法とは
CBD製品にはオイルやリキッド、パウダーなどさまざまな形状があります。もちろんこれらは、同じ量、同じ方法で摂取すればすべて同様の効果が得られるわけではありません。形状摂取方法によって吸収率が変わります。美容のためにCBDを使う時、せっかくならもっとも効果的かつ効率的な摂取方法を選択したい──と考える人も少なくないはず。
まずCBDリキッドの場合、多くはヴェポライザーなどを利用して気化したリキッドを吸引します。肺での吸収率は非常に高いのですが、加熱式のヴェポライザーを使う場合、発熱部であるコイルの熱によって繊細なCBD成分が破壊されてしまう可能性があります。結果として、実際に体内へ吸収される成分の絶対量が少なくなりやすいのです。
そこでリキッドを加熱せず超音波などで気化させて吸入する方法が視野に入ります。これですと加熱が避けられる分、有効成分の余分なロスを防げます。
ところがそもそも、CBDリキッドに含有される有効成分は他製品に比べて圧倒的に少ないケースがほとんどです。その理由は、リキッドを気化して吸引するためには、CBDのほかプロピレングリコールやグリセリンをリキッドに添加する必要があるためです。結果として、CBDオイルを直接摂取するよりも非効率的になります。
ヴェポライザーでの吸引は、健康や美容に合わせてファッション的にトレンドカルチャーを楽しむ──という側面があるようです。
次にCBDパウダーですが、これはドリンクや料理などに添加して使用されるケースが多いようです。清涼飲料水に入れて飲むのはとても効果的で、とくに空腹時であればCBDの十分な効果に期待できるでしょう。ただし、スープや熱々の料理など、加熱調理をする場合はやはり熱によって有効成分が失われてしまう可能性があります。
最後にCBDオイルですが、オイルはそのまま経口摂取したり、舌下摂取したりするのがオーソドックスです。舌下摂取は舌の裏の粘膜から成分を吸収する方法で、オイルを下の裏に垂らしてしばらくの間、そのまま維持します。この方法は上記の摂取方法の中でもっとも吸収率が高く、CBDの有効成分をむだなく吸収しやすい方法です。
気をつけなければならないのは、摂取方法が効率的でもそもそも商品が粗悪で純度が低いと、十分な効果には期待できないということ。高品質のものは相応に高価ですが、美や健康を目的とするなら効果に期待できない粗悪な商品にお金を投じるより、多少値が張っても高品質なものに投資した方が有益でしょう。
まとめ
結論として、CBDには美容効果が認められるといえます。またCBDには美容効果のほか、心身の健康を維持したり、嗜好品として楽しんだりするエンターテイメント性があります。CBDを愛用するすべての人が、必ずしも明確な目的意識を持っていなければならないわけではありません。自分のスタイルや考え方、嗜好などに合わせて、CBDを健全かつ安全に楽しむのが一番です。
これから美容品・健康食品として、CBDは私達にとっていっそう身近なものになっていくでしょう。
合わせて読みたい記事はこちら↓
引用元