
暑さと忙しさに追われる毎日、気づかないうちに心も体もオーバーヒートしていませんか? そんな疲れた状態をやさしく整えてくれるのが、今注目の成分CBDです。脳と体の休息に役立てる効果的な取り入れ方を解説します。
知らない間に起こる、暑さによる心身の変化
蒸し暑さが続く日本の夏。気温が高いだけでも体力を消耗しますが、湿度が高いとさらに不快指数が上がり、気づかないうちに心身に大きな負担をかけています。
気温が高いと私たちの体は体温を一定に保とうと汗をかいて熱を逃がそうとします。しかし湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体の中に熱がこもりがちに。そして大量の汗をかくことで、体内の水分だけでなく、カリウムやナトリウムといったミネラルも失われやすくなります。体の機能を正常に保つために必要な成分が不足するので、だるさや疲れ、ときには筋肉のけいれんにつながることもあります。
また、冷房の効いた室内と屋外の蒸し暑さの繰り返しにって、体は急激な温度変化にさらされます。私たちの体は、温度変化に対応するために自律神経を活発に働かせますが、その調整があまりに頻繁に続くと自律神経が疲れ、バランスを崩してしまいます。いわゆる「冷房病」と呼ばれるもので、その影響は侮れません。こんな時、冷たいものを摂りすぎたり、食欲がないからといって食事を抜いたりすると、さらに体調を崩しやすくなり悪循環になります。

「イライラ・動けない」も暑さのせい
夏は、体だけでなく心にも大きな負担をかけています。気温が高い日が続くと、自律神経のバランスが乱れやすくなり、イライラしたり、集中力が続かなくなったりといった不調が出やすくなるのです。自律神経は、心拍や呼吸、消化など体内のあらゆる機能をコントロールしているため、そのバランスの乱れはメンタル面にも直結します。
加えて、日々スマートフォンを通じて絶え間なく流れ込むSNS、ニュース、仕事のメールなども、無意識のうちに私たちの脳に大きなストレスを与えています。連日の猛暑に加えて、こうした「止まらないスクロール」によって、脳は常にフル稼働の状態。強い刺激をともなうコンテンツは脳の報酬系を過剰に活性化させ、やがて集中力の低下や睡眠の質の悪化といった問題を引き起こします。情報が絶えず入ってくることで、ストレスホルモンである「コルチゾール」が過剰に分泌され、気づかないうちにメンタルバランスを崩すことも。楽しいイベントが多い夏の季節ですが、自分の状態を見つめ直し、一度立ち止まって心と体をクールダウンする時間もイベントと同じぐらい大切です。そんな時におすすめなのが、話題の天然成分「CBD(カンナビジオール)」を取り入れること。次では、CBDがなぜ脳と体の休息に役立つのか、その仕組みと活用法をご紹介していきます。
なぜCBDは“ととのう”に効くのか?
CBD(カンナビジオール)は、麻の植物から抽出される天然成分で、「心と体を整えるサポート成分」として世界的に注目されています。CBDは私たちの体内にある「エンド・カンナビノイド・システム(ECS)」という調整機能に働きかけます。
このECSは、気分や睡眠、ストレス、食欲、免疫など、心身のバランスを保つ“司令塔”のような役割を果たしています。現代生活では、ストレスや情報過多、睡眠不足によってこのECSの働きが乱れやすくなっています。そこでCBDを取り入れることで、ECSの働きをやさしくサポートし、自律神経やホルモンのバランスを整える手助けができるのです。
特に、イライラしたときや考えすぎて頭が疲れているときにCBDを摂取すると、神経の過剰な興奮を鎮めて、心と体が自然にクールダウンするような感覚を得られることもあります。つまりCBDは、脳や心の「疲れ」に寄り添い、無理なくリラックスへと導いてくれる存在です。リラックスで楽しむアルコールのように酔いを感じたり、二日用になることはないぶん体に優しいリラックス方法の1つだといえるでしょう。
CBDを上手に取り入れる方法
CBDはライフスタイルや目的に合わせて、無理なく取り入れられるのが魅力です。日中、仕事や人間関係のストレスで緊張が続くときは、手軽に使えるCBDオイルやグミがおすすめ。オイルは舌下に数滴垂らすだけで、比較的早くリラックス効果を感じやすく、気持ちの切り替えにも役立ちます。
夜のリラックスタイムには、CBD配合のハーブティーや入浴剤も効果的。香りや温熱と相まって、心と体をじんわりとほぐしてくれます。暑すぎて入浴が億劫なときはシャワーでさっぱりし、寝る前にCBDグミやオイルを取り入れても良いでしょう。
外出時や移動中には、CBD入りのバームやロールオンタイプも便利です。こめかみや手首に塗るだけで、気分をリフレッシュしやすく、緊張が和らぐ感覚が得られることもあります。
毎日の小さなルーティンにCBDを組み込むことで、「なんとなく不調」な心と体をやさしくケアし、整える習慣が生まれます。自分に合った方法で、気負わずCBDを楽しんでみましょう。
どんなタイミングで使うのが効果的?
CBDは「いつ使うか」も大切です。仕事中に集中力が切れたとき、スマホを見続けて頭がぼんやりしたとき、あるいは寝る前に気持ちを整えたいときなど、自分の“疲れサイン”を感じたタイミングで取り入れてみるのもよいでしょう。
例えば、仕事中に集中力が切れてきたと感じた時や、SNSを見続けて頭がモヤモヤしてきた時。そんなタイミングでCBDを少量取り入れることで、脳のスイッチを一旦オフにできます。また、夜のリラックスタイムや入浴後に使うことで、副交感神経が優位になり、深いリラックスが得られることも。重要なのは、自分の「疲れ」に気づいてケアをすることです。
心身の疲れは「休んで」のサイン
「なんだかイライラする」「集中できない」「考えすぎて疲れた」——そんな感覚があるなら、それは脳からの「休ませてほしい」というサインかもしれません。現代人の脳は、膨大な情報を処理し続け、常にフル稼働しています。特にスマホの使用時間が長い人は、無意識のうちに情報過多になっていることも。
脳を休ませるには、スマートフォンやパソコンから意識的に離れる時間をつくるのが効果的です。たとえば1時間だけでもデジタルデバイスから離れれば、脳は情報処理から解放され、自然とリラックスしやすくなります。
忙しい日常の中で数分でもいいので「何もしない時間」を意識的に取り入れることも大切です。カフェでぼんやり外を眺める、音楽を聴きながら横になるなど、目的のない時間を持つことで脳は本来のバランスを取り戻していきます。
また、スマホを置いて近所を散歩するだけでも、気分転換やストレス軽減につながります。軽い運動は血流を促し、心身の緊張をやわらげる助けにもなります。
そして忘れてはならないのが「質の良い睡眠」。睡眠は脳の修復時間であり、心と体を回復させるために欠かせない要素です。
まとめ
私たちは忙しさや暑さでつい心身を酷使してしまいがち。内側から整える習慣を意識し、今日からできる小さなことを取り入れて、心も体もケアして自分をととのえていきましょう。