仕事や家事、人間関係…現代人は様々なストレスを抱えています。そんな時、解決法があれば心強いですね。本記事ではストレス状態を抜け出す5つのコツ、そしてCBDオイルの取り入れ方をご紹介します。
ストレスはどうやって生まれる?
現代社会ではストレスは避けられないものとなっています。もともとストレスとは物体に力が加わり変形しようとする状態のことで、私たちの生活に当てはめると、仕事や人間関係、経済的な問題などの要因が心身に負担をかけている状態のことです。これらの負担が積み重なると、体は危険を感じて「ストレス反応」を引き起こします。そして私たちはそれをストレスとして感じているのです。
ストレスの原因となる外的刺激が脅威と認識されると、体内からアドレナリンやコルチゾールなどのストレスホルモンが分泌され、心拍数や血圧が上昇し、体は緊急事態に備えます。この反応は、古代から危険を察知し、逃げたり戦ったりして自分や仲間を守るために必要だった防御反応です。
いいストレスと悪いストレス
日常生活において、私たちは猛獣に襲われる、戦場で戦うといった生命の危険に晒されることはほとんどありません。そのため、短期間に強いストレスがかかる状況は日常ではそれほど多くありません。例外的なケースは「運動」です。運動は、筋肉に負荷をかけることで身体に一時的なストレスを与えます。しかしこのストレスは、筋肉の修復と成長を促し、結果として身体を強く成長させ健康にするという重要な役割を果たしています。
心理的な短期ストレスも同様です。例えば、プレゼンテーションや試験、スポーツ試合のように、目標に向かって努力する過程で感じる緊張感やプレッシャーは、命の危機こそはありませんが、私たちを駆り立てより良い結果を出すための原動力となります。また大きな決断を下す際には、不安や葛藤を伴うこともありますが、その経験を通して、私たちは自己理解を深め、より強くなることができます。
これに対し、長期間にわたって続く慢性ストレスは心身にさまざまな悪影響を及ぼします。
日常的な悩み、仕事や人間関係のストレス、経済的な不安など、様々な要因が複雑に絡み合っていることも多く、1つ定の出来事を原因として特定できなかったり、日常生活の一部となってしまって自分では気が付かないこともあります。
このような慢性的ストレスは、頭痛、不眠、疲労感、免疫力の低下など、様々な身体症状を引き起こす場合があります。また不安や抑うつが生じて、うつ病や不安障害、パニック障害などの精神的な疾患に症状が発展する場合もあります。
慢性ストレスによる心身への影響には以下のようなものが挙げられます。
イライラ感、不安感、不眠、集中力の低下、疲労感、頭痛、胃痛など
行動の変化: 食欲不振、過食、飲酒、喫煙の増加、孤立傾向など
思考の変化: 悲観的な思考、マイナス思考、決断力の低下など
免疫力の低下: 免疫力が低下、病気にかかりやすくなる
ストレス対策に試して欲しいこと5選
ストレス状態から抜け出すために、ここでは簡単にできる5つのことをご紹介します。
①ストレスの原因に気づく
イライラや眠れない、集中できないといった身体や心のサインに気づいたら、一度立ち止まって何が原因なのかを考え、紙に書き出してみましょう。「なんだかモヤモヤしてやる気が出ない。ストレスかな?」という漠然とした思いも、自由に書き出すことで「仕事の疲れとプライベートの悩みが重なって、その結果寝不足になり、やる気が出ない原因になっている」といったように、自分を苦しめている要因がはっきり見えてくることがあります。
よく、「トラブルの原因に気づくだけで、問題の半分は解決する」と言われるように、ストレスの原因を具体的に特定することで、対処方法も見えやすくなります。完璧な文章にする必要はなく、たとえグチになっても構わないので、紙に書き出してみて、その内容を眺めてみましょう。
②自分をとことん大切に
真面目な人ほど、高い目標を立てて「もっと頑張らなければ」と自分を追い込んでしまいがちです。しかし、頑張りすぎると心も体も疲れてしまいます。疲れている状態で無理に頑張っても、良い結果は得られず、エネルギー切れを起こしてしまいます。これも仕事の一部だと考えて、積極的に休憩を取り入れたり、好きなことをして自分を労わる時間を作りましょう。
「自分を一番大切にする」というモットーを持ち、無理のないペースで進むことが大切です。また、運動する時間がないと感じるときこそ、散歩やストレッチなどで体を動かすと、血流が良くなり、心身ともにリフレッシュできます。
③目標を小さく設定する
やらなくてはいけないことや、達成したい目標を大きく設定し過ぎて、プレッシャーによりかえってストレスを生み出すことがあります。大きな目標は10段階ぐらいにステップを分けてハードルを低くし、1つずつ達成していくのがコツ。それぞれのステップで「できた、やった」と喜ぶことで目標への道が早くなり「ここまで進んだ・できた」と、自己肯定感も上がります。
④食事と睡眠
睡眠不足が続くと、ストレスホルモンであるコルチゾールが過剰に分泌され、食欲が増進されるため、暴飲暴食に繋がりやすくなります。また、ストレスは睡眠の質を低下させ、さらなる睡眠不足を招くという悪循環を生み出すことも。このように、睡眠、食事、ストレスは密接に関連し合っているのです。
睡眠の質を高めるためには、決まった時間に寝起きし、朝日を浴びて体内時計をリセットすることが大切です。朝日を浴びることで分泌されるセロトニンは、夜になるとメラトニンに変換され、睡眠の質向上に繋がります。また、牛乳やバナナ、大豆製品などに多く含まれるトリプトファンは、セロトニンの材料となるため、質の高い睡眠をサポートします。
⑤サプリを取り入れる
ストレスを感じたときに取り入れたいサプリとしては、ビタミンB群が挙げられます。これに加えて、ストレスへの適応力を高めるアダプトゲンや、心身をリラックスさせる効果があるとされるCBD(カンナビジオール)なども有効です。
アダプトゲンにはハーブやきのこ成分など様々な種類があり、お茶やカプセルの形で取り入れることができます。またストレス緩和効果の高いCBDは様々な飲料や食品に配合できるため、自分に合った方法で取り入れることができます。
CBDで心と体をリセット
CBDは、ヘンプ(麻)から抽出される成分で、リラックス効果や鎮痛効果が期待される自然由来の化合物です。CBDは、私たちの体内に存在するエンドカンナビノイドシステム(ECS)というバランス機能を調整するシステムに働きかけ、心身のバランスを整える働きがあります。具体的には、脳内のセロトニン神経の働きを促進し、幸福感やリラックス感をもたらすことで、不安やストレスを軽減し、睡眠の質向上や痛み緩和に繋がると考えられています。
CBD製品は、オイル、グミ、チョコレートなど、様々な形態で販売されており、ドリンクタイプはアルコールの代替としても注目されています。CBDはアルコールのように気分を高揚させることはありませんが、心身を穏やかにリラックスさせ、質の高い睡眠をサポートします。また、オイルタイプは量を調整しやすく、手軽に摂取できる点が魅力です。
CBDは一般的に安全性の高い成分ですが、まれに眠気や口の渇きなどの副作用が出る場合があります。また医薬品との相互作用の可能性も考えられるため、CBD製品を使用する際は医師への相談をおすすめします。CBD製品を選ぶ際には、成分表示をよく確認し、高品質な製品を選びましょう。初めてCBDを使用する場合は、低濃度から始めることをおすすめします。
まとめ
ストレスの原因を完全になくすのは難しいですが、効果的な対処法を身につけることで、その影響から自分を解放することができます。ストレスの仕組みを理解し、自分に合った対処法を見つけることが、心身ともに健やかな生活への第一歩です。生活をより心地よく、前向きにするために、自分に合った方法を取り入れてみましょう。