日焼けや乾燥、ストレスなど、肌に様々なダメージを与える現代社会。そんな中、年齢とともに低下する肌のバリア機能は、私たちの肌をトラブルから守る大切な盾です。肌トラブルを改善し若々しい肌を保つために、人気のウェルネス成分CBDを取り入れてみませんか。
皮膚のバリア機能とは?
私たちの肌には、外部の刺激や異物から体を守り、内部の水分を保つ「バリア機能」が備わっています。このバリアのおかげで、私たちの肌は健康を保ち、さまざまな環境に対応することができます。
皮膚のバリア機能は、おもに以下の3つの要素によって構成されています。
皮脂膜: 皮脂腺から分泌される皮脂が肌表面を覆い、水分蒸発を防ぎ、バリア膜を形成します。
天然保湿因子(NMF): 角質層に存在するアミノ酸や乳酸など、水分を保持する成分の総称です。
細胞間脂質: 角質細胞のすき間を埋めるセラミドなどの脂質で、水分を保持し、バリア機能を強化します。
乾燥や紫外線による日焼け、加齢などによってバリア機能が低下すると、バリアのバランスが崩れて肌トラブルを引き起こす可能性があります。
皮膚トラブルの例
乾燥肌やアトピー性皮膚炎。赤みなどの敏感肌。肌のターンオーバーが乱れ、シワやたるみなどの肌の老化を促進する。
肌の変化
年齢とともに、皮膚のバリア機能が低下しやすくなります。これにより、日焼けや乾燥が肌に影響を与え、さらに加齢やストレスが重なることで肌トラブルが増加します。また、また若くてもストレスや乱れた食習慣、寝不足などが肌に悪影響を与えることが多く、肌トラブルに悩まされることがあります。このような問題を解決するためには、適切なスキンケアが必要です。
バリア機能を保つために
肌のバリア機能を保つためには食生活に気を遣う、紫外線対策に日焼け止めや保湿のためのスキンケア製品を取り入れる、清潔に保つといった日常的なケアが欠かせません。また過度な洗顔は肌のバリア機能を損なう原因となるため、注意が必要です。
栄養バランスの取れた食事や十分な睡眠も、肌の健康には欠かせません。ビタミンやミネラルを豊富に含む食事は、肌の機能を維持するのに役立ちます。
肌をガードするCBDのチカラ
ウェルネス成分として注目されているCBD(カンナビジオール)にも、肌のバリア機能を強化し、肌を保護する効果があります。CBDとは、大麻草に含まれるカンナビノイドと呼ばれる成分の一つで、健康や美容に役立つさまざまな作用が注目されています。
スキンケアに役立つ作用として特に注目したいのはCBDの持つ炎症を鎮める効果です。肌のトラブルの多くは炎症によって生じます。炎症が起こると肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激に対して敏感になります。この状態が続くと、肌は乾燥しやすくなり、赤みやかゆみ、さらにはニキビや湿疹といった症状が現れることも。CBDは、肌の中で炎症を引き起こすプロセスを抑制し、細胞の修復をサポートすることで、肌の健康を維持します。また過剰な皮脂分泌をコントロールし、ニキビなどのトラブルにも効果的とされています。
睡眠不足やストレスをしっかりガード
CBDには優れたリラックス効果で知られています。肌の健康を保つためには、質の良い睡眠がとても大切。睡眠中には肌の修復や再生が行われ、細胞のターンオーバーが活発になります。逆に、睡眠不足や生活リズムの乱れは、ニキビや乾燥といった肌トラブルの原因になります。
CBDの作用で心身がリラックスし睡眠の質が向上するという例は多数報告されています。寝つきが良くなり、深い眠りが得られることで、肌の再生がしっかりと行われ、健康的な肌を保つことができるのです。また、CBDはストレスを和らげる作用もあるため、表情が自然に柔らかくなり、若々しい印象を与えることにもつながります。
CBD配合スキンケア製品、どんな種類がある?
CBD配合のスキンケア製品には、クリームや美容液、シートパック、バス用品など、さまざまな種類があります。また、サプリメントとして使っているCBDオイルを普段のスキンケア製品に混ぜて使うのも良い方法です。CBDの濃度が高いほど効果が期待できますが、敏感肌の方はまず低濃度のものから試してみましょう。また、CBD製品にはヒアルロン酸やコラーゲンなど、肌に良い成分が含まれていることが多いので、自分の肌タイプに合ったものを選ぶと良いでしょう。科学的な香料の使われているものよりも、無香料タイプや天然のアロマオイルを使用している製品を選べば、肌への刺激が少なくなります。
また体のバランス調整機能に働きかけて作用するため、肌に塗るだけでなく、舌下に垂らして吸収させる食用CBDオイルを服用すると、肌以外にもメリットが得られます。特に安眠やリラックスを目指す人は、オイルやグミなどで体内に取り入れることもおすすめです。
まとめ
今回は肌のバリア機能を高め、トラブルを防いで健康な肌をキープする方法についてご紹介しました。肌のトラブルが改善しない、ストレスや不眠で肌荒れが気になる方は、皮膚科と相談しつつ、CBDによるケアも検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料