モデルのアレッサンドラ・アンブロジオ、女優エマ・ロバーツやグウィネス・パルトローなど、大麻成分CBDを活用しているスーパーセレブたちの美容ルーティンに迫ります。
美と癒しのザ・シークレット
大麻由来の成分CBD(カンナビジオール)が大人気のアメリカ。歯磨き粉からコスメ、お菓子にいたるまであらゆるものにCBDがブレンドされ、食べたり飲むほかにも入浴したり、ボディに塗ることもできます。心身を落ち着かせるリラックス効果があるとされているため、ウェルネス業界でも人気を集めています。
最新の美容トレンドにハリウッド女優たちにもCBDはもちろん大人気。忙しいスケジュールや撮影・舞台のストレスケアに安眠サポート、美肌やアンチエイジングなどに活用しているセレブが増えています。
今回はセレブたちのCBDを使ったルーティンやエピソードをご紹介していきます。
グウィネス・パルトロー
女優のグウィネス・パルトローは、ウェルネスや美容業界にCBDをいち早く広めた女優の一人。自身の運営するライフスタイルブランド「グープ(GOOP)」では、CBDオイルにまつわるQ&Aや、CBD入りカクテルのレシピをはじめ、CBDを購入したり、体験できるショップなどを幅広く紹介し、人々が抱いていた大麻製品へのイメージを一新しました。
キム・カーダシアン
安眠サポートにCBDを愛用しているキム・カーダシアン。第4子妊娠の時に行われたパーティでは「CBDとメディテーション」をテーマにしたバスソルトやボディオイル作り体験を開催するなど、すっかりCBDの魅力に夢中になっているようです。このパーティはセレブに人気のパーティープランナー、ミンディ・ワイスによるもの。セレブ向けのゴージャスなパーティの演出を任せるならこの人、というパーティ仕掛け人で、カーダシアン家の母であるクリス・ジェンナーの「グレート・ギャツビー」をテーマにしたきらびやかな60歳の誕生日パーティーを演出したのも彼女です。
アレッサンドラ・アンブロジオ
有名なヴィクトリアズ・シークレットのモデルの一人であり、クリスチャン・ディオールなどのコレクション・モデルとしても知られる彼女は、しなやかで女性らしいボディをキープするためにヨガやジム通いに余念がありません。彼女はワークアウト後の筋肉をリラックスさせ、安眠と美肌をキープするためにCBD製品を愛用していると語っています。
エマ・ロバーツ
伯母にジュリア・ロバーツを持つ俳優一家の出身であるエマ・ロバーツは、CBDブランド「マズハンナ」のCBD配合バストニックが 心身のリラックスに役立っているとコメントしています。
彼女は自身のインスタグラムでお気に入りCBD製品についてよく投稿しており、ハッシュタグには「#notanad(=これは広告ではありません)」を使っていることからも個人的なファンであることがうかがえます。
モーガン・フリーマン
名優モーガン・フリーマンは、2008年に自動車事故で瀕死の重傷を負って以来、手の神経損傷に苦しんでいるほか、全身に痛みを引き起こす線維筋痛症を患っています。米国の人気深夜テレビ番組のインタビューで、フリーマン氏はこれらの痛みを抑えるために長年にわたってCBDを使っていることを明かしました。
マイケル・J・フォックス
80年代に映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで大スターになったマイケル・J・フォックスは29歳の若さでパーキンソン病と診断されていらい長年にわたって闘病を続けています。2000年には彼はパーキンソン病研究のためのマイケル・J・フォックス財団を設立し、CBDや医療大麻によってパーキンソン病患者を救うことができるよう研究のサポートを行なっています。
ジェニファー・アニストン
TVドラマ界が生んだ女優ジェニファー・アニストンは「アメリカン・スイートハート」の愛称で知られる通り、歳を重ねてもはつらつさを失わないエイジレスな健康美人。50歳を過ぎてもワークアウトで体型を維持している彼女もやはりCBD愛用者の一人で、副作用に悩まされずトレーニング後の痛みや、ストレス、不安を和らげるができると語っています。
リベラルな西海岸カリフォルニア
映画の都ハリウッドや、世界的なIT企業が集中するシリコンバレーを擁する米カリフォルニア。気候がよく国内外からの観光客も多いため、世界最大の合法大麻市場と言われます。カウンターカルチャーを生んだリベラルな気風で知られており、医療用大麻が合法化されたのはまだ大麻への風当たりが強かった1996年。嗜好用大麻が解禁となったのは全米で5番目の2018年でした。
大麻の使用ができるのはアルコールと同じく21歳以上に限られていますが、大麻販売ライセンスを持つ薬局ディスペンサリーや、専門のラウンジなどにいくことで気軽に大麻や関連グッズを手に入れることができます。初心者が安全に楽しむためのガイド付き大麻バスツアーも、ロックダウン後のカリフォルニア観光の目玉の1つになっています。
セレブが夢中になる理由
「痛み止め」「安眠」「リラックス」に効果が高いとされるCBDですが、セレブたちがCBD愛用するにはほかにも理由があります。
- 炎症を抑える効果を利用した美肌ケアやアンチエイジング
- ワークアウトを継続しボディを美キープするための筋肉のリカバリーケア
- ステージの前の不安を緩和
- パフォーマンス後の興奮状態を落ち着かせる
- 安眠サポートで健康維持
これらは常に人目にさらされるセレブたちにとって欠かせないケアですが、一般人の私たちも取り入れてみたいものばかり。これまではお酒や医師の処方薬の力を借りることが多かったシーンにCBDの力が役立っているよう。様々な成分が含まれ、好ましくない状態を引き起こすケースもある大麻草そのものと異なり、必要な成分だけを抽出していため精神を高揚させる作用もなく安心して利用することができます。
ほかにもCBDはてんかんの治療やがんの化学療法の副作用を抑える薬として、そして多発性硬化症(MS)といった難病にも効果を発揮するなど様々な可能性を秘めています。
セレブたちの活用法を参考に、健康的なライフスタイル・ルーティンにCBDを取り入れてみても良いですね。
<参考資料>
https://www.marieclaire.com/celebrity/g26815473/cbd-celebrity-fans-who-use/
https://www.wmagazine.com/story/mindy-weiss-kardashian-family-party-planner