【イタリアで麻事業⁈】急成長する麻市場 イタリアで合法的大麻の事業を行う方法とは?

はじめに
イタリアでは2016年の法改正によって、「カンナビス・ライト」と呼ばれるカテゴリーが誕生し、その市場は右肩上がりの成長を続けています。また、covid-19の感染拡大によってロックダウンを余儀なくされたころから、その需要はさらに増加したことも報告されています。イタリアにおいて麻を扱う事業を開始するには、どんな手続きを踏む必要があるのでしょうか。ここでは、世界中で注目されている麻産業のイタリア国内での事業について説明します。

継続的に成長するカンナビス・ライトのビジネス

 Covid-19の感染増大に伴う経済の停滞が著しいイタリアですが、その中で顕著な伸びを見せているのがカンナビス・ライトと呼ばれる大麻製品のビジネスです
 イタリアでは、2016年にTHCと呼ばれる大麻の成分が0,6%以下の製品に関してはビジネスが可能になり、2019年の法改正でさらにビジネス拡大に拍車がかかりました。法の規定内で生産販売される商品は概して、カンナビス・ライトの名前で呼ばれています。
 業界大手には「CBD express」[c2] と呼ばれるブランドのように急激な成長を遂げ、チェーン店を各地に展開するところも出てきました。
 とはいえ、大都市以外の町には、まだまだこのカンナビス・ライトのビジネスを行う余地があるといわれています。

カンナビス・ライトの事業を始める前に知っておくべきこととは

 合法的な大麻を扱う事業を開始する前に、当然のことながら法によって定められた合法性を知る必要があります。法令によって定められた既定の商品だけが取り扱えることをよくよく頭に入れて、それから逸脱した際には厳格に処分されることも覚えておく必要があります。そのため、2016年に発布された大麻に関する法令242号は、大麻を扱うビジネス関係者にとっては熟知が必須といわれています。
 起業する場合には、税務当局、商工会議所、保健機関にその旨を伝えて、事業を正規化することがまずひとつ。
 また、欧州が合法と定めた播種用の種についても、熟知することになります。入手した種については、購入した際の書類や証明書とともに大事に保管し、警察に提示を求められたときには速やかに提出する義務があります。
 こうして栽培した麻を、どのように活用するのかはビジネスプランを練る段階に明らかにしておく方がよいでしょう。イタリアでは現在、繊維として服飾品に利用したり、あるいは美容や食材の分野でも麻は大いに注目されています。ビジネスを始める前に、こうした意図をはっきりしておくことは、将来的に業務上の間違いを犯すことを妨げる要素となるためです。

大麻の栽培という事業を名目にする業者多数

 イタリアでは、大麻のビジネスはその売買だけではなく、大麻の栽培を含めて事業を展開することが多いようです。これは、税制上の手続きや事業者の登録の段階で、いくつかのメリットがあるためといわれています。
 大麻の栽培は、当然のことながら一般人には厳しい規制があります。そのため、大麻栽培者として明確な登録を行い、専門的にその栽培に従事する旨を明らかにする必要があるのです。事業の規模にもよりますが、イタリアでは伝統的なファミリービジネスのレベルで開業する人が多いようです。
 事業を開始するにあたっては、管轄の商工会議所でPartita IVAと呼ばれる商業税番号を取得することが必須です。これは、個人の事業者でも必ず持たなくてはならないもので、カンナビスのビジネスだけにとどまりません。自営業者となるために商業税番号については法律が非常に複雑であり、新規事業者にとってはまず第一の関門となっています。
 この商業税番号を取得するにあたっては、農業であることを明記すると税制上の優遇を得ることができます。ただし、農業における専門的なスキルや知識は不可欠となりますので、この段階で生半可な知識を持つだけではまずその資格を得ることすら難しいというのが実情です。とはいえ、この称号税番号を取得しないまま事業を開始すると、のちに重いペナルティが課されることになります。
 それらに加えて、カンナビス・ライトを含む食材を扱う際には、食に関する法令にも長けている必要があります。つまり、法令242号はあくまで大麻に関する規定になるため、ビジネスをどの分野で展開するかによっては、その方面の法律にも精通する必要が出てくるわけです。

規定を守らなかった場合の罰則

 当然のことながら、カンナビス・ライトを扱う上で規定を守らなかった場合の罰則も存在します。
 たとえば、THCの成分が0,6%を超えた商品を販売した場合にはどうなるのでしょうか。
 法令242号4-7には、生産業者も含めて重い罰則が科されることが明記されています。大麻を栽培し加工していた施設が、押収される可能性も高いようです。

 現在、すでに事業を軌道に乗せている事業主によれば、カンナビス・ライトを扱う事業を興す人々の中には、法令や大麻に関する知識が十分でないまま着手してしまうケースも少なくないと言われています。
 急成長する市場だけに、興味を持つ事業者は多いものの、法令が制定されてから日も浅いためにこの分野における専門的な知識を有した人物を確保することも、非常に重要なポイントといえるでしょう。

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引用元

https://www.leggioggi.it/2020/06/04/avviare-business-canapa-light/

https://www.ilfattoquotidiano.it/2020/07/07/legalizzazione-cannabis-magi-europa-parlamento-bloccato-pd-responsabile-mantero-m5s-ci-scontriamo-col-pregiudizio/5860510/

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