
人気ウェルネス成分のCBD、どれを選んだら良いかわからないと悩む人も多いのではないでしょうか。今回は購入前にぜひ知っておきたい、CBDの安全性と品質を見極めるための3つのチェックポイントをご紹介します。
信頼できるCBD製品の条件とは?
最近人気のウェルネス成分CBD(カンナビジオール)。リラックスや睡眠のサポートを期待して買ってみたけど、「効果がよくわからない」「本当にラベル通りの成分なの?」といった疑問を感じたことはありませんか?CBD自体には優れた作用がある一方で、市場には品質のばらつきがある製品もたくさん出回っています。
せっかく体や心のケアのためにCBDを取り入れるなら、安全で信頼できるものを選びたいものです。
以下では、CBD製品を選ぶ前にチェックしておきたい大切なポイント3つをわかりやすく紹介します。
CoAデータは信頼の証
CBD製品を選ぶときに、まずチェックしたいのが CoA(成分分析証明書)と呼ばれる成分分析証明書です。これは製品ごとに外部の第三者機関が成分をしっかり検査し「ラベルに書かれた内容が本当かどうか」を証明してくれる書類のことです。
これを見ることで実際にどんな成分が入っているのか、不純物や有害な成分が混ざっていないかを確認できます。
つまりCoAはそのCBD製品の信頼の証し。本当に安全で、きちんと成分が含まれているかを確かめるための大切なチェックポイントです。製品の説明書に添付されているほか、オンラインの商品ページからもデータを見ることができます。
チェックポイント①ラベル通りのCBDが入っている?
CoAでは、その製品に本当にラベルに書かれた量のCBDが入っているかを確認できます。
たとえば「CBD1000mg配合」とラベルに記載されていても、 実際にはそれより量が少なかったり、多すぎたりする場合があります。CoAには、実際にどれくらいのCBDが含まれているかが
細かい単位でしっかり記載されています。
これを見ることで、
表示どおりの品質があるか
価格に見合った内容になっているか
を判断できます。
つまり、CoAはその製品が本当に価値のあるものかを見極めるカギになります。

チェックポイント②:THCが入っていないか?
日本では、CBD製品に規制対象となっているTHC(テトラヒドロカンナビノール)という成分が含まれていないことが法律で定められています。これは THCには精神を高揚させる作用があるため。うっかり法律を違反してしまうことがないように、CoAでTHCが入っていないかを確認することは非常に大切です。信頼できるCBDブランドのCoAには、
「THC:Not Detected(検出されず)」や
「LOD(検出限界以下)」といった記載があります。
これが書かれていれば、法律的にも安心して使える製品だと判断できます。
チェックポイント③:有害物質が入っていないか?
CBDの原料となる大麻草(ヘンプ)は畑で育てられる農作物であるため、育つ過程で土の中の成分を吸い上げます。そのため栽培や抽出の過程で、農薬や重金属(鉛やヒ素など)、カビ、抽出時に使われた溶剤の残り(残留溶媒)といった有害物質が混ざってしまうリスクがあります。
信頼できるCBDブランドのCoAでは、有害物質の量が厳しくチェックされており安全基準以下であることをしっかり確認できます。
CoAで安全性が証明されている=安心して使えるCBD製品ということ。
体に直接取り入れるものだからこそ、安全面のチェックはとても大切です。
抽出方法にも注目してみよう
CBDの品質は、使われている原料の良し悪しだけでなく、どんな方法を使ってCBDを抽出しているかによっても大きく変わります。
抽出方法にはいくつか種類がありますが、多くの専門家が最も安全で高品質と評価しているのが
「超臨界CO₂抽出法」です。これは二酸化炭素(CO₂)を高い圧力と低い温度で使い、CBDを効率よく、かつクリーンに取り出す方法。植物や食品、化粧品、医薬品、カフェイン除去などの分野でも広く使われています。 熱や有害な化学溶媒を使わないため、純粋で安全なCBDが得られるのが特徴です。一方でエタノール抽出法、炭化水素抽出法などは、抽出の効率が良くても製品の中に溶剤が残ってしまう可能性がるといわれています。
CBDの量以外にもチェックしたいこと
CBD製品を購入する際は「どれくらいの濃度があるのか」がどうしても気になりますが、実はそれ以外にもチェックしておきたいポイントがあります。
CBD製品は主に次の3タイプに分類できます。
アイソレート(Isolate)
CBDだけを純粋に抽出したタイプ。THCなど他の成分は一切含まれず、ピュアなCBDを摂りたい人に向いています。
ブロードスペクトラム(Broad Spectrum)
CBDに加えて、テルペンや他のカンナビノイドなど有用成分を含みますが、THCは除去されています。複数の成分による相乗効果(アントラージュ効果)を得つつ、THCを避けたい人におすすめです。
フルスペクトラム(Full Spectrum)
天然の麻(ヘンプ)に含まれる成分をほぼすべて含むタイプで、微量のTHCが残る場合があります。最も自然に近い形で、豊かな相乗効果が期待できます。海外では流通していますが、日本ではTHCが規制されているため、このタイプは国内での購入は規制されています。
CBDの含有量だけでなく、どのタイプのCBD製品であるかを確認することで、自分の目的に合ったアイテムをより選びやすくなります。これらの情報は商品のウェブサイトやラベルにも記載されていますが、CoAで重ねて確認することで安心して購入できます。
まとめ

CBD製品の選択は、あなたのウェルネスへの投資。信頼できるブランドを選ぶだけでなく、CBDの種類や含有量、抽出方法、検査情報などを自分でもきちんとチェックすることで、「高いのに効かない」「思っていたのと違う」といった失敗を防ぐことができます。自分の目的や体質に合ったCBDを選び、安心して日々のケアに取り入れていきましょう。

