
猛暑が続くと、食欲が落ちてしまうことがありますよね。本稿では夏バテ特別対策としてCBDを取り入れるアイデアをご紹介します。
夏バテで食欲不振になるのはなぜ?
じめじめとした湿気に、じりじりと照りつける太陽。
日本の夏は、私たちの体に大きな負担をかけています。夏バテや、ときには秋バテに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
夏バテの症状はさまざまですが代表的な症状の1つが「食欲不振」です。本来なら体力を消耗するぶん食欲が増してもよさそうなものですが、多くの人は逆に食欲が落ちたり、食べるものが偏ったりします。これは一体どのような仕組みで起こるのでしょうか。
食欲がわかない理由は自律神経の乱れが原因になっていると考えられています。自律神経とは、自分の意思ではコントロールできない体の働きを調整する神経のこと。例えば心臓や内臓の動きの調節、呼吸、体温調節などを行っています。
暑さによって体温調節のために汗をかき続けたり、冷房の寒さと外の暑さに交互に晒されると、自律神経が過剰に働き、バランスを崩してしまうことがあります。自律神経は消化器官の働きも司っているため、バランスが乱れることで、胃腸の動きも鈍くなり、食欲がわかなくなってしまうのです。
そして疲労の蓄積も原因の一つです。暑い環境下では、体は常に体温を下げようとたくさんエネルギーを消費しています。夜になっても気温が下がらない熱帯夜が続くと、十分な睡眠が取れず、疲労が蓄積しやすくなります。この疲労が、食欲を司る脳の働きを低下させてしまうのです。
また、暑いからと冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎると、胃腸が冷えてしまいさらに消化機能が低下します。一見、涼しくなるように感じますが、かえってだるさや食欲不足などの症状が悪化してしまうことも多いのです。

CBDが食欲に与える影響とは?
ウェルネス成分として最近人気のCBDは食欲をコントロールという話を聞いたことがある方もいるかもしれません。これは正確な表現とは少し異なります。CBDは直接的にお腹を空かせたり・食欲をなくす働きをするわけではありません。CBDの食欲への影響は「体の内側からバランスを整えること」にあります。
大麻草に含まれる天然成分カンナビノイドの1つであるCBD(カンナビジオール)は、心や体をリラックスさせたり、健やかな毎日をサポートする成分として注目されています。
このCBDは、私たちの体に元々備わっているエンド・カンナビノイド・システム(ECS)と呼ばれるバランス調整機能に働きかけます。ECSは食欲、睡眠、気分、痛みなど、さまざまな生理機能を調整する役割を担っています。夏の暑さで自律神経が乱れたり、疲労が溜まったりすることでECSの働きも低下し、体のバランスが崩れてしまいます。
CBDを摂取することで、ECSの働きをサポートし、乱れた自律神経のバランスを整え、ストレスを和らげることが期待できます。これにより体がリラックスした状態になり、消化器官の働きもしぜんに正常化されると考えられています。
また、食欲不振の原因の一つである吐き気やむかつきを和らげる作用もよく知られています。これにより、病気や治療薬の副作用で食欲をなくしてしまったり、吐き気で食べられない人が食欲と体力を取り戻すこともあります。
つまりCBDは食欲を無理やり増減させるのではなく、体が本来持っている機能を正常に戻す手助けをしてくれるのです。
どんな風にとり入れるのがベスト?

CBDを夏バテ対策として食事に取り入れるには、いくつか方法があります。ここでは代表的な活用法をいくつかご紹介します。
<CBDオイルを利用する>
キャリアオイルにCBDをブレンドしたCBDオイルは最もポピュラーで入手しやすい製品の一つです。舌下に数滴垂らして摂取することで、CBDが直接粘膜から吸収され、比較的早く効果を実感しやすいのが特徴です。
~おすすめの使い方~
- 食事の30分前に摂取する。心身の緊張をほぐし、食事がスムーズに進みやすくなります。
- サラダにかけるドレッシングに混ぜることで味を気にせず楽しめます。
- スムージーやジュース、プロテインやヨーグルトに数滴加える。
食事に混ぜることで、CBDの苦味が苦手な方でも手軽に摂取できるのがメリットです。品質が変わらないように加熱しない食品・または加熱済みの食品やドリンク混ぜるのがポイントです。
< CBDカプセル・グミ>
カプセルやグミに入ったCBD成分は摂取量を管理しやすく、持ち運びにも便利な製品です。
~おすすめの使い方~
- 食事と一緒に、または食後に摂取する。脂溶性のCBDは、食事に含まれる脂質と一緒に摂取することで、吸収率が高まるとされています。
- おやつ感覚でグミを食べる。食欲がないときでも、グミなら食べやすくなります。
<CBDパウダー>
パウダー状の製品はそれほど普及はしていませんが、純度が高く無味無臭のものが多いため、様々な料理に混ぜて使うことができます。
~おすすめの使い方~
- ドレッシングやソースに混ぜる。
- スムージーやプロテインに混ぜる。
- 温かいスープや味噌汁に溶かす。こちらも高温で調理すると成分が分解される可能性があるため、調理後に加えるのがポイントです。
これらの製品を上手に取り入れることで、夏の食欲不振に悩まされず、元気でバランスの取れた毎日を過ごせるようになるでしょう。そして使うときは必ず説明書をよく読み、自分の体に合った量を確認してから取り入れることで、効果を実感しやすくなります。
CBDを安全に使うためのチェック項目
CBDは一般的に安全性が高く、副作用もほとんどないといわれていますが、安心して使うためにはいくつか気をつけたいことがあります。以下の点を押さえておくと、より安全に活用できます。
- 適切な摂取量を守る
個人差が大きいため、最初は少なめから試し、体調に合わせて少しずつ調整しましょう。 - 信頼できる製品を選ぶ
第三者機関の検査(ラボテスト)を受けているか、成分表示が明確かを確認し、品質の高い商品を選びましょう。 - 他の薬との併用に注意
服用中の薬がある場合は、医師や薬剤師に相談してください。CBDは一部の薬の代謝に影響する可能性があります。 - 車の運転や機械の操作には注意
リラックス効果で眠気を感じる人もいるため、慣れるまでは控えるようにしましょう。
これらのポイントを守ることで、CBDをより安全に、安心して取り入れることができます。
まとめ
暑さで食欲が落ちるのは誰にでも起こりうること。でも、そのまま放っておくと栄養不足や体力低下につながり、体調も崩れやすくなってしまいます。
大切なのは無理をするよりも、体の内側から自然に整えること。CBDはサプリとして摂ったり、毎日の食生活に無理なく続けることのできるウェルネス成分です。自分に合った方法を見つけて、CBDと一緒に夏を元気に乗り切る、健康的な食習慣を始めてみませんか?