寒い季節になると、風邪や体調不良が増えがちです。本稿ではCBDが持つ作用を活用して、免疫力を高める方法をご紹介します。
冬の不調は自律神経のせい?
寒くなると、つい体調をくずしてしまう。冬になると風邪を引いたり体調を崩しがちという方は多いのではないでしょうか。冬は寒さや空気の乾燥で抵抗力が落ちるだけでなく、寒暖差による自律神経の乱れも原因の一つと言われています。自律神経のバランスが崩れると体調も不安定に。さらに、寒さによる運動不足や偏った食生活が加わると、体調を崩すリスクが一層高まります。
特に運動不足は筋肉の働きを弱め、冷えや疲労感を強める原因に。そして乾燥した空気は喉や鼻の粘膜を弱らせ、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなってしまいます。
<寒暖差がもたらす影響>
自律神経の乱れ: 寒暖差は、私たちの体温を一定に保つ役割を担う自律神経に大きな負担がかかります。この負担が積み重なると、自律神経のバランスが乱れ、さまざまな不調を引き起こしてしまいます。
免疫力の低下: 自律神経の乱れは、免疫力の低下に繋がります。免疫力が低下することで、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
自律神経は、私たちの意思とは無関係に、呼吸、心臓の鼓動、消化、体温調節など、生命を維持するために必要な体の機能を24時間体制でコントロールしている神経系のことです。大きく分けて活動するときや緊張しているときに働く「交感神経」と休んでいるときやリラックスしているときに働く「副交感神経」の2つがあり、2つの神経がバランスよく働くことで、体は健康に保たれています。
<自律神経の乱れが引き起こす症状>
倦怠感: 体のだるさ、やる気の喪失。
頭痛: 頭が重く、ズキズキする。
肩こり: 肩や首が凝り、痛みを感じる。
不眠: 夜眠れず、朝スッキリ起きられない。
消化不良: 食欲不振、お腹の張り、便秘や下痢。
自律神経の乱れは体調だけでなく、心の不安や不調にも繋がっています。では日々の生活でどんなことに気をつければよいのでしょうか?
自律神経を整える冬の過ごし方
- 体を暖かく保つ
寒暖差が大きいと、自律神経に負担がかかりやすくなります。そんな時に有効なのが、首や足を温める方法です。これは昔から伝わるシンプルで効果的な健康法で、最近では科学的にもその効果が注目されています。体を温めることで自律神経のバランスが整い、リラックス効果も得られるとされています。マフラーや厚手の靴下で首と足元を温め、寒さから体をしっかりケアしてみてください。手軽に取り入れられる方法なので、ぜひ試してみましょう。 - 食事やサプリで内側からサポート
ビタミンやマグネシウムを含む食品を積極的に取り入れることで、自律神経のバランスを整える助けになります。食事だけで必要な栄養を補えないと感じた場合は、サプリメントを活用するのも一つの方法です。日々の食生活に工夫を加え、無理なく健康をサポートしましょう。 - 十分な睡眠をとる
十分な睡眠を確保することは、心身を休め、エネルギーを回復させるために欠かせません。寝る前には、入浴や読書などリラックスできる時間を意識的に設けることで、スムーズに眠りにつきやすくなります。一日の終わりには、心を落ち着ける習慣を取り入れてみましょう。 - 適度な運動
寒い季節こそ、エクササイズと新鮮な空気を取り入れて生活にメリハリをつけることが大切です。外に出て軽く体を動かせば、体が温まり、気分もリフレッシュできます。もし外出が難しい場合は、室内やジムでの運動でも問題ありません。何もしないより、少しでも体を動かす方が効果的。無理のない範囲で、自分に合った運動を取り入れてみましょう。
CBDで心身バランスをサポート
近年、心身のさまざまな不調をサポートする成分として注目されているのがCBD(カンナビジオール)です。その特徴を一言で表すと「調和」。ストレスの緩和、睡眠の質向上、免疫力のサポートなど、多岐にわたる効果が報告されており、自律神経にも良い影響を与えるとされています。さらに、医療グレードのCBDは、重度のてんかんやMS(多発性硬化症)などの難病治療薬としてすでに活用されています。
CBDは産業用ヘンプから抽出される天然成分で、精神に作用することなく安全に利用できるのが大きな特徴です。体内に入ると、私たちの体に備わるエンドカンナビノイドシステム(ECS)に働きかけます。このシステムは、免疫、神経、ホルモンなどのバランスを調整する重要な役割を担っており、CBDはその働きをサポートすることで心身全体の調和を助けます。
また、CBDが注目されるもう一つの理由は「抗炎症効果」にあります。目に見える炎症や痛みがなくても、体内で炎症反応が起こると免疫システムの働きが乱れ、抵抗力が低下することがあります。CBDは炎症を抑えることで、体の自然な回復力を正常化し、健康をサポートします。
スピードアップし続ける人々の生活で崩れがちな心身のバランスを整えるために、CBDは現在ひじょうに注目を浴びている成分なのです。
冬特有のストレスを和らげるために
冬は日照時間が短くなるため自然と気分が落ち込みやすく、ストレスを感じやすい時期でもあります。このストレスが積み重なると、心身のバランスが崩れ、免疫力の低下にもつながるケースも。そんな時期を健やかに過ごすためには、体だけでなく心のケアに目を向けることも大切です。小時間が短いからこそ、日中に少し自然光を浴びるように心がけることで必要なホルモンの分泌が促され、気分の安定に役立ちます。また、心地よい音楽を聴いたり、お気に入りの香りを取り入れてリラックスできる時間を意識的に作ることも、気持ちを明るく保つ手助けとなるでしょう。
ストレスを感じやすくなった時は、CBD(カンナビジオール)を活用することもできます。CBDは、体内のECSに働きかけ、不安やストレス状態を和らげる効果で知られています。運動や栄養バランスの取れた食事、規則正しい生活習慣の見直しとあわせてCBDを活用することで、ストレス対策をさらに強化しましょう。
良質な睡眠で体の回復力を高めよう
良質な睡眠は、免疫力を高め、健康を維持するためにとても大切です。しかし、「国民健康・栄養調査※」によると、約10%~30%の人が週に3回以上、寝付きが悪かったり、夜中に目が覚めたり、朝早く目が覚めたり、睡眠不足を感じているのだそう。これが続くと、体調や気分に影響を与え、免疫力が下がってしまうこともあります。
CBDはリラックス効果があり、寝る前に摂ることで、スムーズに眠りに入る手助けをしてくれます。さらに、深い眠りを促進することで、体の自然治癒力を高め、夜間の回復をサポートします。
寝る30分から1時間前にCBDを取り入れることで、睡眠の質が向上することが期待できます。質の良い眠りを手に入れ、毎日を元気に過ごす心強いサポートになってくれそうです。
※厚生労働省実施「国民健康・栄養調査」
CBDの摂取方法と注意点
CBDの摂取方法には、オイル、カプセル、グミ、バームなどさまざまなタイプがあります。それぞれ体内に吸収される速度や効果の持続時間が異なるため、自分のライフスタイルや目的に合わせた方法を選ぶことができます。例えば、オイルは粘膜から直接吸収させる人が多いため比較的速く吸収され、即効性が期待できる一方、カプセルやグミはゆったりと効果が持続しやすい傾向があります。
過剰に摂取したり、低品質な製品を使用すると、思ったような効果が得られなかったり、副作用が出る可能性があることも覚えておきましょう。CBDを導入する場合は、信頼できるメーカーの製品を選び、少量から始めて様子を見ることをお勧めします。また、体調に不安がある場合は、医師に相談することをお勧めします。
まとめ
今回は、冬の体調管理についてご紹介しました。冬の不調を防ぐためには、体を冷やさない工夫やバランスの取れた食事、適度な運動といった基本的な健康習慣が重要です。そのうえで、CBDを取り入れることが効果的な対策となります。寒くて暗い冬だからこそ、自分自身を大切にケアし、健康に過ごしましょう。