眠りは健康のカギ。質の高い睡眠で、心と体を整え、素晴らしい新年を迎えましょう。本稿ではCBDが睡眠の質向上に役立つ仕組みと、今日からできる使い方をお届けします。
睡眠がもたらす健康効果
質の良い睡眠は、心と体の健康を保つために欠かせない要素です。十分で質の高い睡眠をとることで、免疫力が向上し、ストレスが軽減され、気持ちも安定します。一方、寝不足や浅い眠りが続くと、疲れやすくなったり、集中力が低下したり、生活習慣病のリスクが高まることがあります。新年を迎えるこの時期は、心身をリフレッシュし、元気なスタートを切るためにも、良質な睡眠を意識することが大切です。新しい一年を、より元気で充実したものにするために、上質な睡眠をとることを、新年の抱負にしてみましょう。
CBDと睡眠の関係とは?
睡眠は体を休めるだけでなく、ホルモンの生成にも大きな影響を与え、健康にとって非常に重要な役割を果たしています。しかし、現代社会ではストレスや多忙な生活によって、良質な睡眠を確保することが難しくなっています。そんな中、注目したいのがCBD(カンナビジオール)です。CBDは産業用ヘンプから抽出される成分で、リラックス効果やストレス軽減に優れており、睡眠の質を改善する効果が多くの研究で示されています。
CBDは、人体に分布するエンドカンナビノイドシステム(ECS)に働きかけ、体全体のバランスを整える重要な役割を担っています。ECSはホルモン、免疫、神経系など、私たちの体のさまざまな機能を調整し、ストレスを感じた時には、その状態を緩和してリラックスさせる作用があることが注目されています。このリラックス効果により、寝つきが良くなり、不安や不眠に悩む人々にも支持されるようになっています。
ヘンプ(大麻草)に含まれるCBDなどの生理活性成分の研究は規制の緩み始めた2000年以降から盛んになり、現在では、世界中で臨床研究が行われ、実用化されるようになりました。例えば、アメリカで行われた研究では、不安や睡眠障害のある72人の成人患者にCBDを1日25mg~175mg投与したところ、不安や睡眠の改善効果が確認されました。このようなデータからも、CBDがストレス軽減や睡眠の質向上に役立つことが期待されています。
また北米を中心に、医療用大麻や嗜好品としての大麻を緩和・合法化する動きも進んでいます。
CBDって安全なの?
CBD(カンナビジオール)は、麻から抽出される天然の成分で、研究が進むにつれ多くの注目を集めるようになりました。また、目立った副作用の報告もほとんどなく、米国食品医薬品局(FDA)や世界保健機関(WHO)などもその安全性を確認しています。適切な量を守って使用すれば、安心して取り入れることができ、質の高い睡眠をサポートし、健康的な生活を支える助けとなります。日本でも合法的に入手することができ、愛用者が増えています。海外では食品やドリンクにブレンドしたり、コスメなどに配合した製品も増えています。
嬉しいストレス軽減&リラックス効果
私たちが感じるプレッシャーや不安感は、睡眠の質を低下させる主な原因となります。また長期にわたってそのようなストレスが続くことで心身にダメージを与えます。CBDは、心身の緊張を和らげ、穏やかなリラックス状態にみちびくため、眠る準備が整いやすくなります。
また、CBDは幸せホルモンのニックネームを持つ「セロトニン」の分泌にも影響を与えることが知られています。セロトニンは、心の安定に重要な役割を果たしており、日中に太陽を浴びることで分泌されます。そしてセロトニンがバランスよく分泌されると、ストレス状態が緩みよりリラックスした状態が作り出されます。また、このセロトニンは、時間の経過とともに睡眠ホルモンであるメラトニンに変化します。CBDを摂取することで、ホルモン分泌機能が整えられリラックスし、自然な睡眠サイクルが整いやすくなるといわれています。
CBD初心者でも安心の使い方を教えて!
CBDを初めて試す方にとって、使い方がわからず不安になるかもしれません。以下では、安心してCBDを取り入れるための基本的な使い方をご紹介します。
まず、CBDの摂取方法にはオイル、カプセル、グミ、バームなど、さまざまな種類があります。初心者におすすめなのは、摂取量が調整しやすいCBDオイルです。オイルは備え付けのスポイトで舌下に数滴垂らして摂取します。オイルの摂取量は、製品のラベルや説明書に記載されている推奨量を参考にし、足りないようだと感じたら少しずつ増やしていくことがポイント。
持ち運びがしやすく味が気にならないカプセルやグミも使いやすく便利です。これらは一粒につきCBDはいくら、と分量がはっきりわかるため、量のことで悩まず安心に摂取できます。持ち運びがしやすいので、自宅外で摂取したい時にもおすすめです。消化器から吸収されるため、舌下から粘膜吸収されるよりゆっくりと効果が現れ、じんわりと効果が持続します。
CBDを摂取するタイミングは、寝る前やストレスを感じそうな時がベスト。特に睡眠を改善したい場合は、寝る30分〜1時間前に摂取すると、リラックスしやすく、深い眠りをサポートしてくれるでしょう。
効果の現れ方は人それぞれ異なります。自分の体調や反応を見ながら、少しずつ量を調整しましょう。多く摂取すれば良いわけではなく、製品の説明書を参考にして、自分に合った量を見つけることが大切です。またCBDは副作用が少ないとされていますが、体調に異常を感じた場合は、すぐに使用をストップし、必要であれば専門家に相談してください。
信頼できる製品を選び、品質が保証されたものを使うことも、安心して使用するためのポイントです。
快眠ルーティンを新年の習慣に
質の良い睡眠を得るためには、CBDをうまく活用するだけでなく、毎日の生活習慣を見直すことが最も重要です。例えば、寝る前に深呼吸や軽いストレッチをしたり、適度な運動を取り入れるといった健康的な習慣を続けることが効果的です。また、お酒の飲みすぎを控えたり、寝る前にスマホを使わないようにするなど、悪習慣を少しずつ・意識的に改善していくことも大切です。
新年のスタートにふさわしく、心も体もリフレッシュさせて、充実した毎日を送りましょう。
<参考資料>
不安と睡眠におけるカンナビジオールの作用
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30624194