暑い夜は汗をかいたりなかなか寝付きにくいもの。安眠ハックで、疲れ知らずの快眠サマーを過ごしませんか。人気の成分CBDを使った方法もご紹介します。
熱帯夜に眠れない!の原因
夏の訪れとともにやってくる、寝苦しい夜。汗ばんだ体が不快で、眠りたくても眠れない。エアコンの冷たい風も、暑さを撃退しきれなかったり、かえって体調を崩してしまうこともあります。夏の不眠には以下のような様々な原因があるといいます。
①体から熱が逃げない
②ホルモンバランスが崩れる
③イライラしやすくなる
①体から熱が逃げない
人が眠りにつく時には、深部体温を放出することで体温を下げ、体は休息にすることで眠気が訪れます。熱を逃がすのは肌表面からですが、暑い環境ではこの熱放散がうまくいかず、眠りにつくことが難しくなるのです。
汗で寝具が肌に張り付く状態も、不快なだけでなく体の熱放出に影響を与えます。また高湿度の環境では、汗が蒸発せずに体感温度が上がる原因になります。
②ホルモンバランスが崩れる
そして夏の気候によって、覚醒と睡眠を切り替えて自然な眠りを誘う作用がある睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が抑制されてしまうという作用も関係しています。メラトニンの原料となるホルモン「セロトニン」は日中に太陽の光を浴びることで作られます。このため朝に日光を浴びると、睡眠・覚醒のリズムが整い、質のよい睡眠を得られるようになると言われます。
しかし夏は強い日差しに加え、スマホのブルーライトや室内照明などで常に光を浴び続けることによって、このサイクルに乱れが生まれます。またメラトニンは暗闇になることで分泌が促進されます。室内の照明を落とし、寝る直前はスマホやタブレットの使用やめることも心地よい眠りを誘います。
③イライラしやすくなる
暑い夜には汗のベタつきや皮膚のかゆみなどが気になって、身体的な不快感が増えます。「暑い日は寝苦しい」という体験が、眠りにつこうとするときに心理的な悪影響を及ぼすこともあります。
このような様々な要素が組み合わさることで、暑い夜に眠りにくくなる仕組みが形成されます。朝起きても疲れが抜けず、集中力も低下します。今日こそ回復しようと思ってもよく眠れないので。このマイナスのスパイラルから脱出するためのアイデアをご紹介します。
快適な眠りを導く4つのヒント
①お風呂に入る。
まずは基本の熱放出ケア。深部体温をスムーズに下げるためには、いったん体温を上げてることで体の反動作用を使って下げていくのがコツです。意外に思われるかもしれませんが、暑い日であってもバスタブにつかって入浴することでその後1時間ぐらいかけて体温が徐々に下がっていきます。このタイミングで布団に入るようにすると、眠気が起こりやすくなります。お風呂の温度は38~40℃程度とぬるめで大丈夫です。シャワーしか浴びない、という人は首の後ろや足首・手首など、太い血管が通っている部分に少し長めにお湯を当てることを意識してみましょう。
②パジャマやシーツの素材にこだわる
汗を素早く吸収してくれる肌触りの良い素材のパジャマやシーツを試してみましょう。コットンやリネンの素材は汗を素早く吸収してくれます。また、リネンやヘンプ素材の寝具は乾燥が早く、汗で蒸れることがありません。さらに消臭効果もあり、嫌な臭いを抑えることができます。ナチュラルな風合いも夏にぴったりです。
③部屋の照明を暗くする
眠りを誘うためにはメラトニンの分泌を促すことが重要です。光の量が減るとメラトニンが分泌されやすくなるため、室内の明りをオレンジ調のおだやかな照明に切り替えてみてはいかがでしょうか。オフィスや店舗で使われるブルー系の照明とは異なり、暖色系の光はリラックス効果があり、メラトニンの分泌を促進します。可能であれば寝る前の時間には室内でキャンドルライトや間接照明を取り入れるのもおすすめです。
④CBDでリラックス習慣を作る
ゆったりとした気分になれるナイトタイムBGMを決める、覚醒作用のあるカフェインを含まないドリンクを楽しむ、軽いストレッチをするといったリラックス習慣を積極的に取り入れてみましょう。寝付けない夜にナイトキャップなどお酒の力を借りる方は多いと思いますが、実はお酒は寝つくことはできても肝心の眠りを浅くしてしまう作用があります。
心と体をリラックスさせる働きがあるアダプトゲンサプリ、リラックスと安眠効果の高いCBDサプリメントもおすすめです。話題となっているCBDについて以下でその効能について詳しくご紹介していきましょう。
CBDサプリで心地よい眠りを手に入れよう
CBDとはカンナビジオールの略で、ビールの原料ホップと同じアサ科である一年草ヘンプから抽出される薬理成分の1種です。
中毒や依存症を引き起こすことなく、鎮痛や沈静作用、炎症作用を発揮することで最近大きく注目され、セレブリティやアスリートなどが、パフォーマンスの向上や安眠とリラックスのためにCBDを愛用する人たちも増え注目されるようになった成分です。
医薬品と健康サプリメント、両方に使われている成分ですが、心配やストレス状態を和らげ、リラックス効果と安眠効果があることが知られています。
CBDは体内で痛み、食欲、免疫調整、感情制御、運動機能、発達と老化、神経保護、認知と記憶などをコントロールしているバランス調整機能エンド・カンナビノイド・システムに働きかけ、その効果を発揮します。
このため元気のでない人にはマイルドな覚醒作用と集中力の向上を及ぼすこともあり、関節や筋肉などの痛みを抱える人は炎症緩和効果によって鎮痛効果を発揮します。
またCBDには不安症状を軽減し、睡眠の質を改善する作用もあります。このため日中だけでなく就寝前のルーティンにCBDを取り入れることもできます。
CBDオイルを使う場合は、舌下に垂らして粘膜から直接吸収させることで効果が現れる時間が早くなります。サプリメントやお茶などで取り入れる場合は消化器を経由するため、寝る前の1〜2時間前に服用すると良いでしょう。
まとめ
今回は暑い夜を乗り切るアイデアをご紹介しました。心地よい眠りを手に入れ、活力あふれるサマータイムを送りましょう。