肌寒い季節。おいしいお茶やコーヒーを片手にくつろぐ時間は、最高の自分時間。本稿ではこの時間をよりリラックスして過ごすために取り入れたい、大麻由来成分CBDを配合したコーヒーやお茶を紹介します。
安全&リラックスできる成分
気分を落ち着かせ、リラックスに役立ってくれると話題のCBD(カンナビジオール)。これは大麻草=産業用ヘンプから抽出される薬理成分カンナビノイドの一種です。
様々な研究により、カンナビノイドの中でもヒーリング効果が高いことが知られるようになったCBDは、痛みや炎症を緩和して、心身をリラックスさせストレスや不安状態を和らげてくれる働きがあります。化学薬品と異なり、効き目がよりナチュラルで目立った副作用も見られない点も安心。世界保健機構(WHO)も中毒性や依存性はないと、CBDの安全性を認めています。日本では精神作用を引き起こす成分を含む大麻草自体は規制されていますが、抽出されたCBD自体は規制対象になっておらず、最近では様々な商品にブレンドされるようになりました。
最もよく知られているのは抽出されたCBDをキャリアオイルと呼ばれる植物ベースのオイルにブレンドして使いやすくしたCBDオイルです。目的に合わせて3%、5%、10%など濃度を選ぶことができ、舌下にたらしたりスプレーして粘膜から直接吸収させて服用するほか、食べ物やドリンクに混ぜたり、クリームなどに混ぜて肌に塗るなど様々な使い道があります。
いろんな場所で効果を発揮
CBDは体内に取り入れることで免疫や神経作用、感情コントロールや運動機能、成長と老化、認知機能など様々な機能のバランスを調整するECS(エンド・カンナビノイド・システム)に働きかけます。
このECSはおもに神経細胞上に多いカンナビノイド受容体CB1と免疫細胞上に多いカンナビノイド受容体CB2で構成されていて、全身に分布しています。このため飲んだり肌に塗ったりといろんな形で体内に取り入れても必要な場所で効果を発揮することができるのです。
お茶やコーヒーから取り入れると血流に成分が吸収される前に体内を移動するので、効果をゆっくりと感じることができます。またコーヒーやお茶自体にも、健康上のメリットをもたらす成分が豊富に含まれています。
<コーヒーの健康効果>
カフェインによる疲労感や眠気の除去
ニコチン酸(ビタミンB群)によるコレステロール値を下げ、動脈硬化を予防
脂肪分解促進によるダイエット効果など
<ハーブティの健康効果 ※ハーブの種類による>
自律神経を整える
胃腸を整える
免疫を高める
疲労回復
殺菌作用
肌荒れ改善など
海外のCBDホットドリンク紹介
温かい飲み物を飲むと内臓が温まり血行が促進されて、精神的なリラックス効果があると言われています。そのような意味でもコーヒーやハーブティとCBDは相性が良いと言えるでしょう。
ただし、市販のコーヒーや紅茶にCBDオイルをたらして飲むと、水と油が分離して飲みにくかったり、オイルの持つ独特の風味が気になったりしてしまう場合もあります。
このため、ホットドリンクに取り入れる場合は最初からCBDをブレンドした製品を選ぶか、オイルとなじみやすいミルクやクリームに混ぜてからドリンクに加えるのがおすすめです。
以下では市販品の例をいくつかご紹介します。CBD配合と麻を配合したものに種類が分かれます。
<ザ・ヘンプ・パントリーのヘンプ入りターメリックチャイ>
上質なブリティッシュヘンプと、ターメリック、ジンジャー、カッシア樹皮の温かみとスパイシーな香りが楽しめるルースリーフ・ティーです。カフェインを含まないので就寝前にドリンクにもお勧め。抗酸化作用も期待できるリコリス(甘草)がブレンドされているので、砂糖なしでもほんのりとした甘味を感じることができます。
https://www.thehemppantry.com/shop/organic-hemp-turmeric-chai
<ロケットヘルスのCBD入りターメリック&ジンジャーティー>
環境に配慮した生分解性ティーバッグ入りのCBDティー。1バッグあたり5mgのCBDが含まれています。水溶性CBDで成分を十分に摂取することができます。ブラックペッパーをかくし味に効かせたスパイシーな飲み心地が特徴です。
https://cbd.rokit-health.com/products/cbd-turmeric-and-ginger
<チアフル・ブッダのコーヒー>
「陽気なブッダ」という楽しいネーミングの、コロンビア産アラビカ豆を使用したCBD配合のコーヒー豆。コーヒーを楽しみながらゆっくりとCBDが吸収され、長続きする効果を生み出すそう。
手作りヘンプドリンクも作れる
海外のレシピを検索すると、ドリンクの作り方がたくさん紹介されています。中でも簡単にできるのは、寒い日や寝る前にぴったりの「CBDラテ」。
CBDオイル適量とミルク、蜂蜜、バニラエッセンス、そして隠し味にひとつまみの塩を混ぜ暖かくして飲みます。
ミルクは牛乳やヘンプミルク、オートミルクなど好きなものを選ぶことができます。CBDオイルと馴染みやすいミルクを使い、成分が破壊されないよう沸騰させないことがポイントです。
またホットドリンクではありませんが、スムージーやマンゴージュースなどちょっととろみのあるドリンクにCBDオイルをまぜて飲むのもオススメ。オイルがドリンクによく馴染み、フルーツの風味でオイル独特のクセも気にならなくなります。
まとめ
柔らかで深いリラックスをもたらしてくれるヘンプ入りホットドリンク。オイルやカプセルなどと違って、ドリンク自体をゆったり楽しむことができるのが嬉しいところ。
ナイトキャップの代わりにCBDドリンクを選んで、お茶タイムに取り入れることで、翌朝のスッキリ感や日々の充実度がグッと変わってくるかもしれません。