はじめに
ヘンプ由来の健康成分CBD(カンナビジオール)を配合したドリンクが、いま欧米で非常に人気になっています。喫煙やサプリでとるイメージのあったCBDですが、健康ドリンク、ナチュラル・ドリンク界の新成分として注目され、ウェルネス意識の高い人々の間で大きな注目の的となっているのです。
大手メーカーも参戦し、ますます目の離せないこの市場。
これらの商品にはどんな効果が期待でき、またどんな商品があるのでしょうか。
今回は次世代ドリンク、CBD配合ドリンクについてまとめました。
CBDの効果って?
まず、医療の世界でも利用されている注目成分CBD(カンナビジオール)ですが、一体どんな効果が期待できるのでしょうか。
CBDをサプリメントとして摂ることで期待できる効果は、主に以下の3つとされています。
· 鎮痛・炎症を抑える
· リラックス促進
· 気分向上効果
鎮痛効果
医学界ではよく知られていますが、CBDには炎症や痛みを抑える効果があり、現在も様々な研究が進んでいます。この作用を応用したスポーツ後の筋肉リカバリー・ドリンクなどが発売され、アスリートにも愛用者が増えています。
リラックス促進
CBDには不安やイライラ状態を抑えて、リラックスさせてくれる効果も期待できます。不眠に悩む人にもファンが多く、寝る前にCBDを摂る人も多いのだとか。
リラックスすることで勉強や仕事の集中力が高まると感じる人もいます。
気分向上効果
CBDは体内にある身体調節機能エンド・カンナビノイド・システムに働きかけ、心身のバランスを整える手助けをしてくれます。リラックスを促すだけでなく、ストレスや疲れでダメージを受けた心をふんわりと上向きにしてくれる効果もあるのです。
ハイにならないの?
CBDが大麻由来の成分であることから「ハイになるのでは?」と心配になるかもしれません。しかし大麻の中で向精神作用、つまりハイになる成分はTHC(テトラヒドロカンナビノール)といってCBDとは別物。CBDドリンクは麻薬性・違法性のあるTHCを取り除いて製造されているので、安心して楽しむことができます。
なぜ、ドリンクに入れるの?
ビタミンからハーブエキスまで、ドリンク界では常に新成分が話題になっていますが、CBDもヘルシー効果の点では負けていません。
ビタミンやハーブのように即効性があまり感じられない成分と比較すると、飲んだあと比較的その効果が分かりやすいのも人気の秘訣です。
また若い世代が砂糖を大量に使用した清涼飲料水をあまり好まなくなってきている傾向もCBDドリンク人気に関係しています。「飲むなら甘過ぎなくて軽いもの。ウェルネス効果があればなおさらいい」そんな気分にマッチしているのです。
そして「ソバーキュリアス」と呼ばれるミレニアル&Z世代を中心にしたノンアルコールや低アルコール飲料ブームとも相性はぴったり。CBDにはストレスを和らげたり気分を向上させる効果が期待できる上、二日酔いのような副作用がないので、健康とリラックス効果を享受しながら安心して社交を楽しむことができるのです。
以下では実際の商品をご紹介していきましょう。
朝の一杯に取り入れたいのはCBD配合コーヒー。
カフェインの覚醒効果とCBDのリラックス&集中効果でスッキリ生産的な一日を始められそうですね。
米国のCBD製品メーカーGreen Road社ではヘーゼルナッツやバニラ風味のCBDコーヒー豆を発売。米国で2018-2019年のベストCBD製品に選ばれています。また寝る前のリラックス用にはカフェインの入っていない、CBD配合のハーブティーも人気です。
Green Road